クラミジアとヘルペスの違い

ヘルペス

ヘルペスの特徴

クラミジアもヘルペスも性行為によって感染する性感染症ですが、この二つはまったく別の病気です。原因も症状も違うため、治療法も異なります。

ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによるウイルス感染症です。単純ヘルペスウイルスは2種類あって、口の周りなどに症状が表れる口唇ヘルペスと性器の周辺に表れる性器ヘルペスがあります。性行為などによって感染し、2~12日間の潜伏期間を経て発症します。性器ヘルペスの場合、男性なら亀頭、陰茎、包皮、女性なら外陰部や膣、子宮頸部に赤いブツブツや水ぶくれができます。また、肛門周辺や太ももにもまれに症状が表れることがあるようです。初感染時に強い症状が出ることが多く、かゆみ、痛み、灼熱感などがあり、女性の場合は排尿痛もあります。

感染経路

ヘルペスを発症している人とセックスした際に感染することが多いですが、口唇ヘルペスだと、フェラチオなどオーラルセックスにより相手の性器に感染することも多いです。実際、挿入を伴わない風俗で感染する男性は大勢います。

治療法

ヘルペスの治療は抗ヘルペスウイルス薬を用います。塗り薬や飲み薬を状況や症状に応じて使い分けますが、全身に症状が広がっている場合や重症の際は入院による治療も行われています。その際は飲み薬や点滴静注薬による治療です。

クラミジア

クラミジアの特徴

クラミジアは、クラミジア・トラコマティスという微生物の感染で起こる性感染症です。ヘルペスと異なる大きな点は、男女とも自覚症状が少ないところです。男性の約5割、女性の約8割が感染しても自覚症状を感じません。症状が出るときは、男性の場合、尿道に違和感や痛みなどが表われ、進行すると前立腺炎や精巣上体炎になります。女性はおりものの量やにおいに変化が初期にはありますが、男性より気づきにくく、痛みを感じたときは炎症が子宮頚管や子宮内膜、卵巣、卵管にまで広がっていることがあります。悪くすると不妊や子宮外妊娠にもつながるので、早めの治療が必要です。

感染経路

感染経路は粘膜の触れ合う性行為が主です。通常のセックス以外でもオーラルセックスやアナルセックスで感染することもあります。

治療法

クラミジアの治療は適切な抗生物質を使えばそれほど難しくありません。1~3週間で完治します。ただし、クラミジアの感染によってほかの性感染症やHIVにかかるリスクが劇的に高まるため、油断はできない病気です。