クラミジアは不妊症の原因にも

クラミジアが不妊症を引き起こす原因と対策

卵管の癒着や閉塞が原因

自覚症状が少なく感染していることに気づかない人も多いクラミジアですが、気づいたときには重症になっているケースもあるので決して軽視できません。場合によっては不妊症になることもあり得るので、早めの検査と治療が大切です。

クラミジアに感染しても、女性の約8割は特に自覚症状が出ません。しかし、膣内から侵入したクラミジアは1~3週間の潜伏期間を経て子宮頚管炎を発症します。この段階ではおりものの量が増えたり不正出血が表われたりといった軽い症状ですが、それが進行すると子宮や卵管にまで炎症が及ぶことがあります。子宮内膜炎や卵管炎になると、そのために卵管の癒着や閉塞が起こり、受精卵や卵子が卵管を通過しにくくなってしまいます。これが、クラミジアが不妊症につながる理由です。また、妊娠しにくいだけでなく、卵管を通過できない受精卵が子宮内膜の外に着床して子宮外妊娠になるリスクも高まります。

男性のクラミジアも不妊症のリスクがある

また、クラミジアで不妊症のリスクが高まるのは女性のせいばかりではありません。男性がクラミジアに感染している場合も、同様に不妊症につながることがあります。男性がクラミジアに感染すると、前立腺や精巣上体に炎症が起こりますが、精子の通過する道が炎症で塞がってしまうと、無精子症などの男性不妊症になってしまいます。

過去の感染で不妊になることも

クラミジアによる不妊症は、過去の感染も原因になります。たとえ現在感染していないとしても、過去の感染で卵管などに癒着や閉塞が起こっている場合は、上で見たように不妊症や子宮外妊娠につながることがあるのです。

定期的な検査で早期の発見に努める

一度の感染で不妊症にまでなってしまうことはまれですが、クラミジアは自覚しにくいため、痛みを感じたときには炎症が広がってしまっており、不妊症にまでつながることもあり得ます。クラミジアが原因で不妊症になる確率は、一度の感染ごとに約20%高まると言います。知らぬ間に何度も感染していて、卵管や卵管采にまでクラミジアの影響が及んでしまっているということもなくはないのです。自覚症状が少ないため自分で変化に気づきにくいですが、定期的な検査で早めの発見と治療を心がけてください。男性も同様ですので、ぜひパートナーと一緒に検査を受けましょう。