クラミジア治療のレボフロキサシンとは

レボフロキサシンの由来と特徴

ニューキロノン系の抗生物質として開発

レボフロキサシンとは、クラミジアの治療薬でおなじみのクラビットの主成分のことです。クラビットの後発医薬品が発売されるようになって、クラビットと同じ有効成分の「レボフロキサシン」という商品名の薬も後発医薬品メーカーから販売されています。

レボフロキサシンとは、そもそも日本の医薬品メーカーである第一三共によって開発されたニューキロノン系の抗生物質です。それを「クラビット」という商品名で発売しました。細菌の感染症に広く適応する薬で、肺炎、急性細菌性副鼻腔炎、前立腺炎、尿路感染症、胃腸炎などの治療に用いられます。クラミジアの治療でも以前はよく使用されていました。また、ほかの抗生物質との併用で、髄膜炎、骨盤腹膜炎、結核の治療にも用いられることがあります。

2008年以降はジェネリック商品も発売

クラビットは1996年にアメリカで医療承認されました。それが2008年にジェネリック商品の発売が始まり、レボフロキサシンを主成分としたクラビットと同じ有効成分の薬が次々と登場しました。Meiji Seika ファルマ株式会社の「レボフロキサシン錠」や東和薬品株式会社の「レボフロキサシンOD錠」などレボフロキサシンという名前を使った薬もあります。

服用に当たっての注意

レボフロキサシンを成分とするクラビットは、感染率の高いクラミジアにも効果を示すということで、以前はよく処方されていました。しかし、今では以前ほどクラビットが処方されることは少なくなっています。というのも、クラビットが高い頻度で処方され続けたため、最近のクラミジアの細菌はクラビットに対し耐性を示すようになり、以前示したような治療効果が得られなくなったからです。以前のクラビットは1錠300mgが基本でしたが、今ではその1.5~2倍の量を投与しないと効果が薄いとされています。実際、今のクラビットは1錠500mgが基本で、重症には1錠700mgのものが処方されることもあります。ただし、今は有効でも、長期間にわたって使用したり、乱用や過剰投与があったりするとまた効かなくなってしまうことが考えられます。今もクラビットがクラミジアの治療に処方されることはありますが、その際は、指示された薬の用量と用法をしっかり守って服用することが大切です。