クラミジア治療薬のメイアクトとは

クラミジアにメイアクトは効かない

セフェム系の抗生物質に属するメイアクト

メイアクトはセフェム系の抗生物質です。セフェム系の抗生物質にはクラミジアの治療効果はないので、メイアクトがクラミジア治療薬という認識はまったくの誤りです。

メイアクトとは第3世代セフェム系の抗生物質で、細菌を殺菌する作用があります。セフェム系は第4世代まであり、世代を追うごとに幅広い細菌に作用するように改良されています。メイアクトは皮膚感染症、呼吸器感染症、婦人科感染症、泌尿器感染症などの治療薬として用いられます。メイアクトの特徴は、グラム陰性菌の殺菌に効果があるところです。グラム陰性菌は腎盂腎炎や膀胱炎などの尿路感染症の原因となる細菌ですので、メイアクトは尿路感染症の治療にもよく使われます。また、咽頭炎、肺炎、気管支炎でもグラム陰性菌が原因となっている症状なら投与されることがあります。このように幅広い細菌に作用するメリットの多い薬ですが、クラミジア感染症には効果はありません。

メイアクトが処方されたということは

クラミジアだと思って病院に行ったら、メイアクトを処方されたというケースもよくあります。ただ、それは本人が症状からクラミジアだと思っているだけで、実際はクラミジアの病原菌に感染していないのだと思われます。クラミジアに感染すると、尿道炎、膀胱炎、咽頭炎などの症状が表れることがありますが、これらの炎症はクラミジアの感染以外でも起こり得る症状です。クラミジアに感染しているかを調べるには、検査結果を見て判断するしかないので、患者本人が症状からクラミジアだと断定することはできません。クラミジアを心配して病院に行ったらメイアクトが処方されたという場合は、医師は雑菌による炎症だと診断してそれを処方したのですから、性感染症の心配はないということでしょう。

クラミジアの治療に使用される抗生物質

クラミジアの治療には、メイアクトの属するセフェム系の抗生物質ではなく、おもにテトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキロノン系の3種類の抗生物質のなかから症状に合わせた薬が処方されます。そもそもセフェム系の抗生物質はクラミジアに効果がないので、メイアクトを処方されるということはクラミジアではないことです。薬が処方されるときは医師や薬剤師から説明があるのがふつうですが、それでもクラミジアの心配があるのなら診察時にちゃんと伝えましょう。