クラミジア薬の種類は?

クラミジアの治療に用いられる抗生物質

3種類の抗生物質

クラミジア感染症とは、クラミジア・トラコマティスという細菌に感染した状態ですので、治療にはその細菌を死滅させる抗生物質が使用されます。クラミジアの治療に使用される抗生物質にはおもに3種類あります。マクロライド系、ニューキロノン系、テトラサイクリン系の3つです。

マクロライド系

強い抗菌力を持つ、現在のクラミジア治療で第一選択肢となることの多い抗生物質です。アジスロマイシンやクラリシッドなどの薬があります。

ニューキノロン系

ニューキロノン系の抗生物質にもクラミジアの菌を死滅させる作用があります。クラビット、トスキサシン、ガチフロなどの薬があります。クラビットは、従来のクラミジア治療によく用いられた薬ですが、最近ではこれに耐性を示すクラミジアの菌が増えているため、以前ほど使われなくなっています。

テトラサイクリン系

テトラサイクリン系の抗生物質には、クラミジアの菌の増殖を防ぐ作用があります。ミノマイシンやビブラマイシンといった薬が有名です。

ジスロマックの特徴

効果の持続時間が長い

クラミジアの治療薬として現在よく使用されるのは、マクロライド系抗生物質のジスロマック(アジスロマイシンの商品名)という薬です。体内に吸収されると白血球に取り込まれて、約1週間体内を循環します。一度の服用で約1週間効果が持続するため、毎日や1日に何度も服用する必要がありません。抗生物質は一度でも飲み忘れがあると効きにくくなってしまいますから、飲み忘れの心配がないのはジスロマックの大きなメリットです。1回の服用でクラミジアが完治する確率が約90%と高いため、現在のクラミジア治療において第一選択肢となっています。

副作用の少ない安全な薬だが

ジスロマックは副作用の少ない薬です。そのため、妊婦さんも服用できます。ただし、まったく副作用がないわけではありません。副作用の軽い症状に、吐き気、のどの腫れ、下痢などが報告されています。かゆみやじんましんが表われる人もいます。重篤な副作用が起こることはまれですが、黄疸、肝機能障害、白血球減少、血小板減少、顆粒球減少、横紋筋融解症などの症状が表れる可能性もなくはありません。安全性の高い薬ですが、初めて服用する際は何か違和感があったときはすぐに医師に相談できるようにしておきましょう。