女性のクラミジアで不正出血が

女性に見られるクラミジアの症状

不正出血の原因

性感染症のなかには自覚症状がはっきり出るものもあれば、自覚症状がほとんどなく感染していることに気づかないものもあります。後者の代表格がクラミジアです。クラミジアは日本で最も多い性感染症で、若い女性に特に増えています。

クラミジアには自覚症状が少ないと冒頭に記しましたが、女性が感染すると不正出血が起きることがあります。不正出血には、女性ホルモンの低下によって月経の中間期におきる中間期出血や、ホルモンバランスの乱れによって起こる機能性出血もありますが、クラミジアが原因で起こる出血は器質性出血といって、膣や子宮、卵巣、卵管などに炎症があるときに表れる出血です。不正出血があったからといって必ずしもクラミジアに感染しているとは限りませんが、ヘルペス、カンジダ、トリコモナスなどほかの性感染症に感染している可能性はあります。いずれにせよ炎症が起きた個所から出血する症状ですので、医師の診察を受けた方がよいでしょう。

クラミジアによる不正出血

気づかぬうちに進行している危険

不正出血などはっきりとした症状があれば早期に対処できますが、クラミジアが怖いのは感染してもかなりの割合で何の症状も表れないことです。クラミジアに感染した女性の約8割はまったく自覚症状がないともいいます。そのため、知らないうちに進行して子宮頚管炎から骨盤腹膜炎へと発展する危険性もあります。男性のクラミジア感染も放置すると前立腺や精巣上体に炎症が進みますが、女性の場合、後遺症はもっと深刻です。子宮や卵巣、卵管といった妊娠・出産にかかわる器官に影響が残ると、早産、流産、子宮外妊娠、不妊にまでつながることがあります。また、妊娠中のクラミジア感染は出産時に赤ちゃんまで感染させてしまうこともあります。炎症が進むほど治療が難しくなるため、早めの治療が大切です。

まずは病院に

もし不正出血が起きたときは、たとえ少量の出血であっても放置するのは危険です。ホルモンバランスにかかわる出血なら放置しても大丈夫なことが多いですが、クラミジアなど性感染症によるものであれば、放置するほど危険な状態になってしまいます。判断するのは医師ですので、自分勝手に判断して放置するのではなく不正出血が見られたときはすみやかに医師の診断を受けましょう。特に性行為の経験がある女性なら、クラミジアに感染している可能性は誰でもあります。ぜひパートナーと一緒に検査を受けてください。